都内で夏の天の川を撮る?①

 私の通っている高校の方針で、大学でいうところの卒論を書くのですが、なかなかテーマが決まらず結構悩んでました。宇宙関係にしようかなとは漠然と思っていましたが。しかし、ふとした時に天の川って光害酷くても撮れるのかな?と思いテーマにしました。

 どうしたら撮れるかなと考えたときに、最初に頭に浮かんだのが短時間多数枚撮影です。白飛びさせずに合計露出時間を稼ぐにはこれしかないだろうと。実際にその方法で望遠鏡を使って星雲や銀河を撮っている方もいらっしゃいますし、それなら天の川も...

 具体的な方法としては、光害フィルターを装着して天の川を広角レンズで何百枚も撮影します。そのあとで下処理とレベル補正をすれば浮かび上がってくるという算段です。いくつか問題になりそうな点があって、一つが光害の問題。あまり詳しくはありませんが、望遠鏡で狭い領域に影響する光の量と、広角で広い領域に影響する光の量は違う、広角の方が影響が強そう。それでも写るのか?という問題。コンポジットの時にちゃんと合うのか問題(明るい星で位置合わせを使う予定)いずれにせよ画像処理、特に各種補正や光害対策が肝になりそうです。

 光害地(都内)で天の川を撮るシリーズは進捗があり次第ちょくちょく更新します。あと参考までに以前都内で撮った日周運動の様子を、きつめにレベル補正掛けた写真をあげておきます。

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D5200 Nikkor 28mm F1.8 Iso100 F10 SS25×85枚